4月に入って桜の花も満開のところが多くなってきた。
天気予報でも「明日はお花見日和です」等の話の後に「お花見中にも熱中症にお気を付け下さい」と付け加えられる事も多い。
10年ほど前には全く考えもしなかったセリフである。
地球温暖化は本当に恐ろしい速度で進んでいる。
実際に2023年の東京での最初の真夏日は4月21日であった。
最初の猛暑日は5月に記録されている。
気候変動により毎年気温が上昇している事を実感してる人は多いが、熱中症の対策を考える必要のある教師やスポーツの指導者、企業の安全管理者の方は特に早い段階から対応マニュアルの作成や熱中症発生時の対応トレーニングなどリスクマネージメントを徹底して頂きたいと願うばかり。
こまめな水分補給を推奨したり、WBGT(暑さ指数)に注意するなどの予防策を列挙している組織は多いが、実際に熱中症が発生した時の対応のフローチャートや役割分担まで考えているところは少ないし、シュミレーショントレーニングをしている組織は更に少ない。
4月から熱中症のシーズンはスタートしている。
熱中症と言えば、7月から8月の話だと悠長に構えている人が多いが、死亡事故や後遺症の残る事故を発生させないためにも、今すぐに対策と機材の準備を始めるべき。