熱中症の応急処置と設置3秒のアイスバスP-PEC公式サイト

熱中症専用アイスバスP-PECで応急処置を行う様子

熱中症応急処置専用アイスバスP-PECの採用で熱中症対策を万全に!

救命用機材の設置はスポーツ・職場環境・学校・の安全管理者の責任です!

救急車では病院収容まで平均47分かかります。119通報と同時に現場で全身冷却を開始すれば救命率が上がります

熱中症は倒れてから10分以内に冷水で冷却を始めれば100%救命できる1
 これはアメリカのスポーツ医学研究機関「KSI」の所長がNHKの熱中症特集で語った言葉です

暑熱環境の工場においては一年中 熱中症による労災発生の危険があります!

緊急時に備えてアイスバス P-PEC の導入をお願いします!

熱中症応急処置用アイスバスP-PEC(ピーペック)とは  
特許取得済  特許第7473733号          p-pec JANコード: 4573273823004

地球温暖化と気候変動による猛暑で、毎年痛ましい熱中症の死亡事故が多発しています。
近年の専門機関による熱中症の研究で、重症熱中症は倒れてから10分以内に冷水(アイスバス)で全身冷却を開始すれば100%救命が可能2と言われていますが、アイスバスの普及は進んでいません
救急車要請だけでは搬送に時間がかかり、重症の場合は死亡事故に至るケースがあります
当サイトはそのような事故を減らす為に、特に熱中症が発生してしまった後の対応にフォーカスし、AEDのようなイメージで使用できる熱中症応急処置専用のアイスバスP-PECを普及させることや、適切な応急処置により高い確率で救命する為の熱中症情報をお届けする事で、一つでも多くの本来助かるべき命を救う事を目的としています。

※アイスバスによる全身冷却は、文部科学省・スポーツ庁、日本スポーツ協会始め専門機関やNHKも最も救命効果が高いと推奨する重症熱中症に対する応急処置法です。

このページでは以下の目次より、熱中症からの救命になぜ応急処置用アイスバスが必要なのかを説明しています。
熱中症からの救命を項目別に更に詳しく掘り下げた記事はページ上部のグローバルメニューからご覧ください。
エビデンス、参考文献、論文情報などはページ最下部に記載しています。

重症熱中症 救急車や太い血管の部分冷却では救命できない理由

意識が無い、朦朧としている、受け答えがおかしい等の症状の出た重症熱中症患者の深部体温は40℃超えになっており、30分以内に38℃台まで冷却しないと生命や後遺障害発生の危険が高まります

しかし皮肉な事に熱中症のシーズン中は通常の事故や病気による救急車の出動に加えて、通常期には発生しない熱中症そのものによる救急要請が爆発的に増え、救急車を呼んでも何十分も到着しない「救急車ひっ迫」3という現象が多発します。通常期における救急車の現場への平均到着時間は約10.3分4ですが、熱中症シーズンは30分を超える場合も珍しくありません。この傾向は都市部においても顕著に発生しています。

従って、何もしないで救急車の到着を待っていたのでは救命のタイムリミットを遥かに超えてしまい、重篤な後遺症の発生や生命の危険が迫りますので、現場で直ちに有効な身体冷却を行う必要があるのです。

救急車内では有効な身体冷却や治療ができない上、通常期でさえ119番通報から病院収容までの平均所要時間は47.2分5となっていますので、熱中症シーズンは倒れてすぐに救急車を要請しても病院到着までに1時間以上を要する可能性が高く、何れの場合も重症熱中症からの救命のタイムリミット30分を遥かに超えますので「救急車を呼べばなんとかなる」という認識は、重症熱中症においては全くの幻想である事を理解する必要があります。

近年の専門家の熱中症応急処置のコンセンサスはクールファースト・トランスポートセカンド!
病院へ搬送するよりも冷却を優先する事です。
重い熱中症だと判断したら、救急要請よりも早く!少なくとも119と同時に現場で有効な冷却を開始しなければなりません

現場に居合わせた学校の教師やスポーツの監督コーチなどの関係者が如何に迅速に有効な身体冷却を現場で開始できるか、アイスバス等の機材や知識の準備があるかが救命のカギとなります。

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首筋や脇の下を冷やすより5倍以上速く冷やせる冷却法とは?

※部分冷却では全身を冷水で冷やす場合の、わずか20%以下の冷却効果しか得られません

熱中症が発生したらすぐに体温を下げる為の冷却を開始しなければならない事は当然ですが、
最初に重症の熱中症には本当はほとんど役に立たない3点部分冷却のお話です。

「熱中症には首筋・脇の下・鼠径部の冷却が有効」という、太い血管のある3点を冷却する方法の記述を見かけた事があると思いますが、実はこの方法は重症熱中症の応急処置には有効ではありません6

熱中症の症状別の応急処置を深く考えずに、多くの人が全ての症状にこの方法は有効なんだと誤認している事が重症熱中症の患者を死に追いやる大問題なのです。

従来からよく言われる「首筋・脇の下・鼠径部の冷却が有効」というお話ですが、皮膚との接触面積が狭すぎる為、実際には冷却速度は非常に遅く、研究が進んだ現在では、重症熱中症に対しては命を救える体温まで下げるタイムリミットの3倍もの時間がかかる事が判明しています

太い血管の冷却が有効という言葉を鵜呑みにして、重症なのに「自分は効果的な応急処置を施している」と勘違いして、それ以上の対策を取らなかった為に悲しい結果を招いた熱中症死亡事例が数多くあるのです。

熱中症の応急処置についての古いマニュアルやフローチャートには、この3点の部分冷却がなぜ有効なのかについて「そこには太い血管が通っていて、冷えた血液が体内を巡るから」と、なんだか納得させられるような理由まで書いてありますが、実際の実験では救命に値するほどの冷却速度は得られていません。僅かに血液が冷えたところで本当に微々たる効果でしかないのです。

つまり、大血管の部分冷却はあくまでも何も無い部分を冷やすよりは有効という程度

確かに冷えた血液が体内を巡る事は間違いではありませんし、何もない他の部分と比較すれば大血管のある場所を冷やす方が良いとは言えます。しかし、その冷却速度と冷却効果が重症熱中症の症状を改善させる為の期待に応えられるものかどうかという事をよく考えなくてはなりません。

研究論文でも実証済み 大血管の部分冷却では冷却速度が非常に遅い
方法別の冷却速度グラフ

米国の熱中症研究の論文7においても、首筋・脇の下・鼠径部などの大血管の部分冷却だけでは重症熱中症から救命できる冷却速度には全く及ばない事が実証されています。
上のグラフは※7の論文に掲載された研究結果のグラフの一部を抜粋して、分かりやすく日本語に直して注釈を入れたものですが、首筋などの部分冷却は救命に値する冷却速度には全く達していない事がわかります。
運動生理学が専門の新潟大学の天野達郎准教授もNHKの熱中症対策のコンテンツの中で「アイスパックでは皮膚との接触面積が小さすぎて体温を下げるほど熱が奪われない」と明言されています。

実験の数値的にも救命効果は期待できない事が明らかですが、「冷えた血液が体を巡るから」という印象論に近い説明を、まるで重症熱中症の対応としても有効であると誤認するような形で述べられている場合が多くありますので注意が必要です。

熱中症は軽症、中等症、重症と区分され、それぞれの症状に応じた応急処置が必要になりますが、重症熱中症からの救命においては3点部分冷却は効果的でもなんでもなく、むしろ効果の低い冷却方法になります。

中等症以上では更に効果的な冷却が必要

大血管の3点部分冷却が有効なのは熱中症の予防または軽症程度までであり、中等症以上の場合は3点冷却で満足するのではなく、その場で出来得る限りの更に冷却効果の高い身体冷却方法を併用して行う努力をする事が必要です。

不便な山の中などで数個のアイスパックや僅かな氷しかないというような限定的な状況なら、太い血管のある部分を冷やすのが良いという程度に考えておかなければなりません。

アイスバスでの全身冷却が最も救命に効果的

NHKも推奨するアイスバス

因みに最も冷却速度が速く救命の効果が期待できるのはアイスバス(水風呂)に入れる方法で、NHK(日本放送協会)の熱中症特集8では氷で脇を冷やす方法の10倍の冷却効果があると述べています。

NHKも推奨するアイスバスによる応急処置

アイスバスによる応急処置のポイントを解説したNHKの熱中症関連サイト
大学教授によるエビデンスなども!

まとめ
  • 重症疑いの時はアイスバスによる全身冷却が最善の応急処置!
  • 首筋・脇の下・鼠径部の冷却は体温低下速度が非常に遅く重症には不向き!
  • 症状別に区別して冷却方法を考え、実行する事が大切!
  • 過去の古い情報や思い込みを捨てる事! また古くなった情報を人に伝えない事が大切!
  • アイスタオルは手軽だがアイスバスより冷却効果が劣る。女子には不向き。
  • 熱中症応急処置専用機材のP-PECを使えばどこでも簡単に救命の処置が可能

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そもそも、なぜ熱中症で死に至るの?

熱中症になると死亡する場合がある。殆どの方はこの危険性は認知していることでしょう。
では、なぜ熱中症で死に至るのか? この理屈が理解できていないと熱中症から命を救うことはできません。

身体の中の細胞がゆで卵状態! 命が助かっても重い後遺障害が一生残る怖さ

簡単に言うと「ゆで卵」がキーワードになります。
熱中症の死亡原因の多くは深部体温が上昇する事によって特に熱に弱い脳、肝臓、心臓、中枢神経など生命の維持に必要な臓器の機能が失われる多臓器不全等を発症する事が挙げられます。

人間の細胞には水分以外にはタンパク質が最も多く含まれており、深部体温が40℃を超えたあたりからタンパク質が変性し固まり始め、細胞の機能が失われていきます。
つまり体内の臓器が「ゆで卵」になってしまうのです9一度できたゆで卵が生卵には戻らないのと同様に変性した臓器の細胞は元に戻る事は殆どありません。

このように、死を免れた場合でも重い後遺障害が高確率で発生するのが重症熱中症の恐ろしさなのです。

「しばらく様子を見る」は文字通り命取り!

逆に考えると、重度の熱中症になった場合には体内で「ゆで卵」が生成されることを全力で防いであげれば救命が可能という事になります。しばらく様子を見たり、救急車が到着するのを待っている間にもゆで卵は出来上がっていきます。

重症熱中症の救命の為の身体冷却は一分一秒を争うという根拠はここにあります。(救命は30分以内の身体冷却完了がタイムリミットとされています)

「しばらく様子を見る」等の中途半端な決断をせず、一刻も早くゆで卵ができない温度まで深部体温を下げる為の身体冷却を開始しなければなりません。

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p-pec

なぜ、死に至るほどまで異常に体温の上昇が続くの?

答えは「体温の調整システム」が破綻しているからです。

人間は汗をかくことにより、汗が蒸発する時に気化熱が奪われることで上昇した体温を下げています
水分そのものの補給が滞ったり、電解質等のバランスの悪い水分の補給であったりすると、この冷却システムに狂いが生じ始め体を冷却する働きが悪くなっていき、体温上昇が始まります。

ブレーキの壊れた自動車

体温調節機能が破綻すると、ブレーキの壊れた車のように止まる事無く外部要因に押された方へ、体温上昇はどんどん進んでいきます。

上記の悪循環を繰り返しながら体温は上昇を続け、やがて細胞内のたんぱく質が変性(ゆで卵化)しはじめる温度に達します。

意識が無い、受け答えがおかしい、自分で水を飲むことができない、ペットボトルの蓋が開けられない、体表面が異常に熱いのに発汗していない、等の様々な重度熱中症の症状が出ている時は、体内で上記のような体温調節システムの機能が著しく低下している、もしくは完全に破綻している事が考えらえます。

もはや涼しい場所に移動させる、脇の下や鼠径部、首筋などの大血管を部分的に冷却するなどという、効果の低い身体冷却方法では体温上昇の悪循環を食い止める事は不可能です。
アイスバスによる浸漬法などの、より強力な身体冷却方法で外部から強制的に深部体温を下げる働きかけが必要になります。

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もし貴方の学校現場や職場環境で重症熱中症が発生したら?

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熱中症は重症化すると死に至る恐ろしい病気です。しかも病態は短時間で進行して行きます。

今は軽症だと思っても数分後には中等症から重症へと進行する事も珍しくありません。

重症熱中症やそこに移行する疑いのある熱中症の救命には現場で直ちにアイスバス全身冷却をすることが最善の方法10です!

「衣服が濡れる」とか「風邪をひかせるかも」とか下らない心配をしている暇はありません!

救命に値する冷却速度を得る為には「水の熱伝導率と浸漬する事による冷却面積の広さ」を最大限に利用できるアイスバスを利用しない理由はないのです。

できる限り広い面積を冷やせ!

一般的に脇や鼠径部の大血管部を氷等で冷やすと良いと信じられていますが、そのような部分冷却では接触面積が狭すぎて救命効果は殆ど期待できません!
部分冷却が重症熱中症の体温を下げるのに殆ど効果が無いことは学術研究により明らかにされています。
首筋等を冷やすと良いのは予防段階の話であって、熱中症が発症した後にも良いというのは人々の一方的な思い込みなのです。
効率的に体温を下げるには水などを使って、できるだけ身体の広い面積を冷やす必要があります。

水の熱伝導率は空気の20倍!

どんなにクーラーの効いた部屋に移動しても、空気の熱伝導率は水の20分の1しかありません。
体表面は冷たく感じても深部体温は殆ど下がりません。
ですから、効率的な身体冷却には水を使う事は欠かせません。
全身を浸水できない場合は、水で身体を濡らし、送風などで気化熱を奪うのも良い方法です。

救命のタイムリミットとしては倒れて30分以内に深部体温を38度台まで下げる必要があります11
その為には他のどの方法でもなく、倒れて直ぐにアイスバスで冷却を開始するのが最善の方法です。

アイスバスは非現実的?

医学的にはその絶対的な有効性が証明されているのに、世間では「現実的にすぐにアイスバスなんて準備が大変すぎて無理!」と諦められていました。

それでも

そこで!

AEDのよう「誰でも!どこでも!簡単に使える!」

熱中症応急処置用アイスバス P-PEC(ピーペック)が開発されました

P-PECなら従来のアイスバスの「準備が大変」という問題点をすべてクリアできます

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AEDの様な緊急用アイスバス設置が安全管理者の責任として求められる時代

学校環境、スポーツチーム、労働環境において今やAEDは心停止の事故から命を救うための救命機材として広く普及していますが、熱中症の応急処置においても心停止に対するAEDに匹敵するような利便性と効果の高い救命用機材が求められているのが現状です。

かつてはその準備や運用の大変さから諦められてきた「アイスバスによる応急処置」が専用機材P-PEC(ピーペック)の誕生により今大きく変わろうとしています。

政府も改正気候変動適応法12により2030年までの熱中症死者数半減の実行計画13を打ち出しています。
WBGTの管理や水分補給の啓発等の予防策により熱中症の罹患を減少させる努力は根本的に大切で素晴らしい事です。

しかし、熱中症の発生を完全に防ぐことは不可能である以上、万一熱中症が発生した後の応急処置の対応策の策定や有効な機材の準備が充実していなければ、最大の救命の可能性を放棄していることになりはしないでしょうか?

準備実行が簡単で救命率の非常に高い応急処置用アイスバスP-PECの設置を是非ご検討ください。

当サイトはP-PEC公式販売サイトです。
JANコード: 4573273823004


エビデンスと参考文献 evidence References


  1. 参考文献:NHK 子どもの命を守るには  “データの活用”でスポーツ事故防止に取り組むアメリカhttps://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic038.html ↩︎
  2. 参考文献:NHK 子どもの命を守るには  “データの活用”でスポーツ事故防止に取り組むアメリカhttps://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic038.html ↩︎
  3. 参考資料:東京消防庁 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/inf/r04/02/tekisei.html ↩︎
  4. 参考資料:令和5年 総務省消防庁発表資料 ↩︎
  5. 参考資料:令和5年 総務省消防庁発表資料 ↩︎
  6. 参考文献:NHK 3つのH”に気をつけて!スポーツ中の事故 防ぐには
    新潟大学教育学部准教授 天野達郎氏
    https://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic033.html#section04
    ↩︎
  7. 参考文献:Cold Water Immersion
    The Gold Standard for Exertional Heatstroke Treatment
    https://journals.lww.com/acsm-essr/fulltext/2007/07000/cold_water_immersion__the_gold_standard_for.9.aspx
    ↩︎
  8. 参考:NHK スポーツ中熱中症になったら・・・子供の事故を防ぐために
    https://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic041.html ↩︎
  9. 参考文献:佐世保市立総合病院 地域連携室だより 救急集中治療科 診療部長 松平 宗典氏
    https://www.hospital.sasebo.nagasaki.jp/cms/wp-content/uploads/2013/07/kanoko074.pdf ↩︎
  10. 参考文献:NHK 3つのH”に気をつけて!スポーツ中の事故 防ぐには
    新潟大学教育学部准教授 天野達郎氏
    https://www.nhk.or.jp/minplus/0012/topic033.html#section04 
    ↩︎
  11. 参考文献:一般社団法人日本救急医学会 熱中症診療ガイドライン2015 https://www.jaam.jp/info/2015/pdf/info-20150413.pdf  ↩︎
  12. 参考文献:環境省 気候変動的応法 熱中症特別警戒情報等  https://www.env.go.jp/press/press_02599.html ↩︎
  13. 参考文献:国立研究開発法人 国立環境研究所 気候変動適応情報プラットフォーム
    https://adaptation-platform.nies.go.jp/climate_change_adapt/heatstroke/hs-government/index.html
    ↩︎